ozoneblog
現実と夢と妄想を徒然と。
ゆめにっき:肉片掃除
こんな夢を見た。
私は小学生だった。
クラスで遠足に行くことになり、私は気になっているK君と一緒の班になりたいと思っていた。
しかしくじ引きで決められた班の中に、K君の姿はなかった。とても残念だった。
遠足当日、私は後ろを気にしながら道路を歩いていた。
私の班はK君の班より前に出発したので、なるべく遅く歩いたら一緒にならないかなと思ったのだ。横断歩道に差し掛かったとき、信号が赤になった。
私はそこで止まって、やはりしきりに後ろを気にしていた。すると突然キキーッという音が鳴り響き、びっくりして振り返ると、ヤンキー風の男がバイクから放り出され、宙に舞うのを見た。根元が黒くなった汚いロングの金髪、まばらに生えた無精ひげ、人相の悪そうな顔立ちの男は間抜けな面をしながら、勢いよく地面に叩きつけられた。
衝撃で、男の体は原型をとどめないほどぐちゃぐちゃになっていた。
そこに先生が現れ、
「困りましたねえ。はーい、じゃあ皆さん、早くこの汚物を片付けちゃいましょうねー」と言った。
生徒たちは「えー」「気持ち悪い」と不平の声を漏らしたが、最終的にはしぶしぶと各自ビニール袋を持ってかつて男だったモノの周りに集まった。
私は横断歩道の前から動けなかった。しかし先生に「ほら、ちゃんと片付けないとご近所の迷惑だろう」と怒られ、みんなと同じように肉片を拾い始めた。
みんなは比較的原型を保っている指や足などを「うへー」とか言いながら拾っていた。
グロテスクに変形した顔のほうは、誰も手をつけなかった。
そこで友達が「あんたグロいの好きだったでしょ。あの辺拾っちゃってよ」と言った。
すると周りも同調し「すごい、グロいの平気なんだ。よろしく頼むよ」などと懇願してきた。
私は内心嫌だ、と思ったのだが、みんなの期待を裏切りたくないと思い、比較的拾いやすそうな舌を拾い始めた。舌はバイク事故で損傷したとは思えないほどきれいにスライスされていて、まるで牛タンのようだった。私は何だか少しおいしそうだ、と思ったあと、そう思った自分を心底軽蔑した。

ああ、こんなところをK君に見られたら嫌だなあと思った。
こんな喜々として肉片を拾っているところを見られたら、絶対嫌われてしまう。
しかしそんな思いとは裏腹に、私は段々とこの作業が楽しくなってきていた。
滴る血肉に歓喜を覚え、それらを弄んだ。転がっていた目玉を潰してみたりした。
私は快楽すら感じ始めていた。
そこへ、K君がやってきた。
途端、我に帰った。K君は恐怖と軽蔑が入り混じったような視線を私に投げかけて、そそくさと通り過ぎていった。
私はいたたまれなくなって、思わず死体の顔を踏み潰した。
先生に怒られた。
私は小学生だった。
クラスで遠足に行くことになり、私は気になっているK君と一緒の班になりたいと思っていた。
しかしくじ引きで決められた班の中に、K君の姿はなかった。とても残念だった。
遠足当日、私は後ろを気にしながら道路を歩いていた。
私の班はK君の班より前に出発したので、なるべく遅く歩いたら一緒にならないかなと思ったのだ。横断歩道に差し掛かったとき、信号が赤になった。
私はそこで止まって、やはりしきりに後ろを気にしていた。すると突然キキーッという音が鳴り響き、びっくりして振り返ると、ヤンキー風の男がバイクから放り出され、宙に舞うのを見た。根元が黒くなった汚いロングの金髪、まばらに生えた無精ひげ、人相の悪そうな顔立ちの男は間抜けな面をしながら、勢いよく地面に叩きつけられた。
衝撃で、男の体は原型をとどめないほどぐちゃぐちゃになっていた。
そこに先生が現れ、
「困りましたねえ。はーい、じゃあ皆さん、早くこの汚物を片付けちゃいましょうねー」と言った。
生徒たちは「えー」「気持ち悪い」と不平の声を漏らしたが、最終的にはしぶしぶと各自ビニール袋を持ってかつて男だったモノの周りに集まった。
私は横断歩道の前から動けなかった。しかし先生に「ほら、ちゃんと片付けないとご近所の迷惑だろう」と怒られ、みんなと同じように肉片を拾い始めた。
みんなは比較的原型を保っている指や足などを「うへー」とか言いながら拾っていた。
グロテスクに変形した顔のほうは、誰も手をつけなかった。
そこで友達が「あんたグロいの好きだったでしょ。あの辺拾っちゃってよ」と言った。
すると周りも同調し「すごい、グロいの平気なんだ。よろしく頼むよ」などと懇願してきた。
私は内心嫌だ、と思ったのだが、みんなの期待を裏切りたくないと思い、比較的拾いやすそうな舌を拾い始めた。舌はバイク事故で損傷したとは思えないほどきれいにスライスされていて、まるで牛タンのようだった。私は何だか少しおいしそうだ、と思ったあと、そう思った自分を心底軽蔑した。
ああ、こんなところをK君に見られたら嫌だなあと思った。
こんな喜々として肉片を拾っているところを見られたら、絶対嫌われてしまう。
しかしそんな思いとは裏腹に、私は段々とこの作業が楽しくなってきていた。
滴る血肉に歓喜を覚え、それらを弄んだ。転がっていた目玉を潰してみたりした。
私は快楽すら感じ始めていた。
そこへ、K君がやってきた。
途端、我に帰った。K君は恐怖と軽蔑が入り混じったような視線を私に投げかけて、そそくさと通り過ぎていった。
私はいたたまれなくなって、思わず死体の顔を踏み潰した。
先生に怒られた。
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2010/04/29(Thu) ゆめにっき