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現実と夢と妄想を徒然と。 


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チェコ



今日は新美術館でやっているゴッホ展に行こうかと思ったのだけれど、
ふと行くのが面倒になり何となく行った千葉でこんなものをやっていた。

「ブラティスラヴァ世界絵本原画展とチェコの人形劇」
in千葉市美術館

何たる幸運。アニメーション関係の展示なのに、完全に見逃していた。
着いた直後に人形劇が始まったので見学。楽しい。
しかも今日は特別公演講演会があるらしく、とても勉強になった。

特に興味深かったのが、チェコの人形芸術では伝統が重くのしかかっているという話。チェコでは民族復興の意味での人形劇が盛んであるため、伝統を重んじることが当たり前のような雰囲気がある。そのため、近隣諸国よりも自由な芸術表現になりにくいという側面があるらしい。

また、キャラクターがステレオタイプ化しているという話。チェコの人形にはカシュパーレク、スペイブル、フルヴィーネクという代表的なキャラクターがおり、人形劇やアニメーションで多く用いられるのだという。

カシュパーレクは赤い衣装を纏った道化師


保守的なスペイブルと都会的な息子フルヴィーネクの親子


そう言われてみると、どこかで見たことあるような気もする。
シュヴァンクマイエルやイジー・トゥルンカの作品にも多数登場しているようだ。

アートアニメは勉強してきたつもりだったけど、知らないことだらけだ。
チェコに行こう。
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就職と、星
最近まで、すっかりとブログの存在など忘れていた。
10月のはじめから、仕事をしている。
会社の人はみんな優しく、仕事内容も自分に合っていると思う。残業多いが。
最初はかなり猫をかぶっていたのだけれど、最近では慣れてきてかなり素の状態をさらけ出している。心も安定している。久方ぶりの安楽な日々。

空気はすっかり冬になり、、夜になると星がよく見える。
星にはあまり詳しくないのだけれど、オリオン座くらいは知っている。
帰り道、誰もいない深夜の道を自転車で駆け抜けていると、無数の星が瞬いていて目を奪われる。
上ばかり見ているのでたまに通行人とすれ違うととても驚く。
不審者には、ならぬよう。










ゆめにっき:黒白
こんな夢を見た。

クロとシロという兄弟がいた。

二人と出会ったのは何気なく入った異国の居酒屋で、話しているうちに意気投合した。
兄のクロは落ち着いた青年で、すでに何杯もビールの瓶を空けていた。弟のシロは勝気そうな少年で、きょろきょろと落ち着かない様子だった。

ふと、クロがシロのことを「モモ」と呼んだ。
するとシロは赤面し、「その名を呼ぶなと言っただろう!」と叫びながら店を出ていった。去り際、彼は猫になっていた。

「あいつの本当の名前は百(モモ)だが、女っぽくて恥ずかしいから棒を一本とって白(シロ)と名乗っているんだぜ。」

残された黒猫はそう言って去っていった。










就職
就職が決まりました。
何だかもう一生決まらないような気がしていたので嘘のようです。
もしかしたら嘘なのかもしれないです。内定取り消しにあいそうで怖い。

随分と、人を信じられなくなったものだと思います。
以前どこかで、人を信じられなくなってからが本当の人生だという文章を読みました。
これから人生がはじまるのかもしれません。










グロテスクについての考察
グロテスクについて、考えていた。

私の傾倒する趣向として、グロテスクを挙げることが出来る。特に、気持ち悪い生物や内臓の類には目がない。しかし、グロテスクは中々に定義が難しいものであるように思う。一体どこからがグロテスクと呼べるかの境界線が大変曖昧なのである。

例えば、ここに一つの肉塊があったとする。
ある人は、これを食用のおいしそうな肉と感じる。
ある人は、これを動物の死骸から剥ぎ取った生々しい肉と感じる。
同じ肉によっても見る人にとってその捉え方は違う。
ちなみに私は肉塊を見ると、シュヴァンクマイエルの影響で今にも踊りだしそうに見える。

見る人による解釈の違いなど、これに限らず様々な事物に起こりえることだが、ことグロテスクに関してはこの違いによる弊害が大きい。これらは見るものを不快にし、時には激しい精神的傷跡を刻み付けてしまうことも有り得るのだ。私にとってどんなに綺麗で美しいものであっても、人によっては汚らわしく気持ち悪いものなのだ。その判断が、とても難しい。


つまり何が言いたいのかといえば、今夏に採集した大量の蝉の抜け殻の写真をtwitterにアップしようかと思ったけれど、やめたという話です。










8月31日
8月31日は、父方の祖母の命日である。
9年前のこの日に、祖母は亡くなった。

祖母は富山に住んでおり、数年に一度、夏休みでしか会うことはなかった。
なので、私にはあまり彼女の記憶というものがない。
どんな人生を送り、何を感じて生きてきたのか、何も知らない。

唯一覚えているのは、祖母の家のことだけだ。

とても広い家で、廊下の横幅で二回でんぐり返しを出来るほどであった。また、敷地内でアパートを経営しており、何故か公衆電話が家の中に置いてあった。父の部屋のあった二階は少し不気味で、床が抜けそうなのであまり近づけなかった。今考えるととても不思議で魅力的な家であったと思う。

しかしその家も数年前、私の知らない間に取り壊されてしまった。
それ故祖母の面影の残る場所ももうなくなってしまった。それがとても寂しい。


先ほど線香をあげたので部屋に香りが充満している。
夏ももう終わりだと感じた。











境界


夕方と夜の境界線を見た。

散歩中ふと空を見上げると、夕方と夜の間にはっきりとした線が浮き出ていた。
橙と青の入り混じった夕方の終わりと、紺碧の夜の始まりとの分かれ目だった。
あの間には何があるのだろうなどとと考えつつ、帰路についた。










ゆめにっき:青いバケモノ
こんな夢を見た。

教室の中で、青いバケモノが大量発生していた。
バケモノはウーパールーパーとオオサンショウウオの間の子のような姿をしていた。大きさはオオサンショウウオに近く、水色の地に青の斑点がぶつぶつと浮き上がっていた。

クラスのみんなは泣き叫びながら逃げ惑っている。
バケモノに噛み付かれた者は、そこからぬめぬめとした緑色の粘液を噴射して死んだ。
私は机の上に登り、細長い棒で周りに群がるバケモノ達を突き刺した。脳天を貫く瞬間、何とも言えないぬぷっとした感触が棒ごしにつたわってきた。柔らかく、それでいて弾力のある、ババロアのようでありながらゴムのようでもある触感。

私はどんどんバケモノたちを串刺しにしていった。何度も何度もあの触感を味わった。



*****

夢から覚めた今でも、あの感覚が忘れられない。










ようかい


近頃妖怪のことばかり考えている。

今度つくるアニメーションに妖怪を出したいと思っているのです。
既存のものではなく自分でつくった妖怪を出したいと考えているのだけど、これが中々難しい。
ヒトガタじゃないのがよくて、そうするとなんだか妖怪というより、宇宙人ぽくなってしまう。
水木しげるの本を読んだりもしたけど、この人は本当にすごいね。
ひとつひとつの妖怪に特徴があって、怖いのに愛嬌がある。さすがだなぁ。


電波ちゃんは妖怪ではないね。
単眼が好きです。










羽化
犬の散歩中にこんなものを見つけた。



蝉が羽化しようとしている。はじめて見たので、大興奮。
すごい。白くて柔らかくて、蝉という感じがしない。



手にとってみる。意外とちょこまか忙しなく動く。
殻から出てきたばかりだというのに、テンションは高め。
誕生の瞬間にこんな人間に掴まれたら逃げようともするか。
大変なときに申し訳ない。

少しずつ色づいてきて、固くなっている気がする。
持って帰ってじっくり眺めたかったけれど、犬もいるので諦めた。
あの蝉の、短い生命に幸あれ。











隅田川


隅田川の花火大会に行った。
名前は知れども、一度も行ったことがなかった。

駅に着くと、すごい人ごみ。交通規制で道も通れない。
肉がうようよしている、と思った。
この辺りはよくわからないので人まかせでゆらりゆらり歩いていくと、いつの間にか橋の前にいた。どうやらここは橋の上から歩いて見物するところらしい。新感覚。

花火大会が始まると、人ごみがうごうごとし始めて、警察に急き立てながら前へと進む。何だか牧羊犬に追い立てられる羊のようだった。ラム肉。

警察の叫び声、黄色いテープで区切られながら進む自分たち、遠くで近くで打ちあがる夜空の華。カオスであった。ビルと人の隙間から花火を見るという都会ならではの花火大会。あらゆる意味で楽しめた。











狐面


今日は雷鳴が轟いていて何だか怪しげな雰囲気だった。
雷と蝉の声は、夏の訪れを感じて、好きだ。

近頃ようやく作品がつくりたいという気持ちが沸いてきて、この気持ちが消えないうちに何かをつくりだしたいと思っている。

漠然と、夏のアニメーションがつくりたいと思う。
夏のお祭りの雰囲気とか。じりじり焼け付くような感じだとか。
じっくりと、丁寧なものをつくろう。
狐面とか好きなので出したい。











dead plants


写真ページを更新。
「dead plants」は私のライフワーク的なもので、ひたすら枯れた植物を撮っています。

いつの間にか撮りはじめていて、何で枯れた植物なのだろうと自分でもわからなかったのだけど、ルーツは小学生の時に描いた「枯れたヒマワリ」という絵な気がする。

県大会で入賞して、県立美術館にも飾られた中々思い出深い一品。
モチーフを決めたのは当時の担任のI先生だったのだけれど、彼女がなぜこのモチーフを選んだのかは謎。

不定期で更新していく予定です。










アノマロカリスと行く世界一周旅行


定員一名。海の中でも呼吸が出来る方限定。










回旋塔


ふと、回旋塔のことを思い出した。円錐形で、手すりにつかまってぐるぐると回転する遊具だ。
通っていた小学校にもあり、休み時間によく遊んでいた。
あれに乗ると世界が違ったものに見えて楽しかったが、今は危険だということで撤去されたらしい。
今乗っても、違う世界が見えるのだろうか。











WEB
何とかWEBが形になってきた。

http://ozone.xxxxxxxx.jp/

恥ずかしながら今までHTMLとFLASHだけでWEB制作を乗り切ってきたので、今回CSSやJavaをいじるのが大変だった。

私がはじめてWEBをつくったのは、中学一年の頃に友達と共同でつくったものだった。
あの頃私たちはポストペットにはまっていて、自作の部屋を公開したり自分のペットの紹介をしたりという誰も得しないようなサイトだったが、夢中でつくった。あの頃はHTMLすら知らなくてホームページビルダーを使っていたものだから、デザインはがたがただったし、画像なんかは全てペイントという残念なクォリティだった。しかしそれでもあの頃の方が完成した時の達成感は大きかったように思う。

私たちは次第にもっと面白いものを見つけたのか、WEB制作からは遠ざかってしまった。サーバは友達が管理していたから、今あのサイトがどうなっているのかわからない。もしかしたら未だ、あのピンクのクマの蔓延るサイトがどこかに存在しているのかもしれないと考えると、少し面白い。










背の木


今日ピクシブにアップしたやつの、前から版。
絵はいつまでたってもうまくならない。










23
23歳になりました。私の生まれたのは朝の九時頃らしいです。一時期はこの日に死のうとか本気で思っていたわけですが、まぁ生き続けていく所存です。何だか死ぬとか辛いとか負の感情を吐き出すのはもう卒業したいので、これからはもっと面白おかしいことを書けるように努力しよう。

今日は思いのほか友人からメールが届いていたりして嬉しかった。一日中パソコンに向かっていたわけだけれど分相応な誕生日だしもういいや。

薬のせいか、とても眠い。
雨が降り始めてきたしもう眠ろう。












病院と祭囃子
今日病院に行った。はじめてのメンタルクリニック。はじめてのおつかい並に緊張したのだけれど、実際に行ってみると普通の病院と変わらない。どこにでもいそうな人ばかりで、この人たちは一体何に悩んでいるのだろう、と失礼な想像を巡らせた。

長い待ち時間のあとの短い問診を受けて、うつ病と適応障害ですね、と言われた。
ドグマチールと、セディールと、リーゼという薬をもらったので調べてみたら、軽めの薬で最初に処方されることが多いようだ。明日から飲もうと思う。

病院の帰りに城址公園に寄った。親に友達と遊んでくると言って出かけたのでちょうどいい時間まで時間を潰さなければいけなかったからだ。広い園内の片隅で煙草を吸っていると、どこか遠くの方から祭り囃子のような笛の音色が聞こえてきた。何だろう、と思ったが特に気にせず私は紫の煙を吐き続けた。

そろそろよい時間になったので帰ろうと思い、自転車で公園の出口まできた。すると、先ほどの笛の音がよりはっきりと耳に届くようになった。ここからは見えないが、きっと茂みの向こうで演奏しているのだろう。
その時なぜか途端に、私はその演奏を見てみたいと思った。端に自転車をとめ、音色の聞こえる沼のほうへ階段を下っていった。

沼のほうには、屋根のついた休憩所がある。きっとそこだろうと思っていた。しかしそこに辿り着くと、不思議に音楽は遠ざかり別の方角から聞こえてくるようになった。私はしばらく沼の周りをうろうろしたが、演奏している人は見つからず、笛の音はいつの間にか聞こえなくなっていた。


そういえば今日で22歳が終わる。










話の話の話


これに行ってきました。ユーリー・ノルシュテイン氏の展覧会。
神奈川県立近代美術館 葉山、というはじめて行く美術館。
海が近くて綺麗でとても素敵なところだった。

大学でも講義やら展示やらあったけれど、こんなにたくさんの展示物を見たのははじめて。絵コンテやらスケッチやらもよかったけど、実際のアニメーションのようにマルチプレーン風に構成された原画がとても綺麗だった。


帰りに北鎌倉の明月院に立ち寄る。
紫陽花が、とても綺麗だった。





昔、うちの庭にも紫陽花が咲いていた。その下に、死んだ金魚を埋めた。
紫陽花はいつなくなってしまったのだろう。思い出せない。











仕様変更
ブログのデザインを変えてみました。
スタイルシートは難しい…。

近々HPもちゃんと完成させます。
きっとさせます。










もう六月。
生きる覚悟をするのに、二ヶ月もかかってしまいました。

明日、歯医者に行きます。
明後日、最後のバイトに行きます。
明々後日、何してるかわかんないけど頑張ります。

仕事して、自立して、ちゃんと生きたいです。
家族にも友達にも、心配をかけないようにしたいです。










虫歯


虫歯が痛い。
最初は少ししみるくらいだったのに、徐々にじんじんと侵略してきて今とても痛い。
歯の中に一大帝国が築かれて激しい攻防戦を繰り広げているようです。
甘いものたべすぎです。

ところでsaiをようやく導入。
photoshopよりもお絵かきしてて楽しいです。
使いこなしたいです。

ちょっと前にpixivはじめました。

http://www.pixiv.net/member.php?id=106972


ブックマークや点数には、一喜一憂してしまいますね。
未だに評価されたい心は消えません。










名古屋に行った
名古屋行ってきました。夜行バスで日帰りです。

9時半に千葉を出発し、名古屋駅へ着いたのは朝の5時半。
寒い。とにかくマックに入る。
誰がなんと言おうと、グリドルはうまいです。

そして熱田神宮へ。ここは草薙剣を神体とする神社で結構大きく、緑豊か。
おじいちゃんおばあちゃんや、出勤前の人までお参りにきていた。
きっと毎日来ているのだろう。凄いな、と思う。
大楠もある。



私は巨大なものが好きだ。
巨大動物しかり、巨大建築しかり、とにかく大きなものを見るとどきどきする。
というわけで、どきどきしました。

次に、刈谷市美術館で行われているカレル・ゼマン展へ。



何を隠そう、この為にわざわざ名古屋まで来たのです。
チェコ・アニメーションの巨匠カレル・ゼマンの展示とあっては行かないわけにいかない。
期待していた以上によかった!久しぶりに図録まで買ってしまった。

その後名古屋港水族館へ。
何だか旅行先に水族館があれば行くのが恒例になっていきそうです。

世界最大級の水族館らしく、とにかく広くて疲れてしまった。
でも見応えは抜群です。イルカショーが今まで観た中で一番面白かった。



大型スクリーンがあるイルカショーはじめてだ!

今回のベストショット。



見下しすぎです。

これもかわいい。



死んでるけど。

名古屋城にも行ったけど、開園時間過ぎたので遠くから眺める。
シャチホコ…



あとは味噌カツ食べたり、夜景見たり、バスの時間までカラオケしたりしました。
一人でも楽しかったです。










言葉
本日、無職からフリーターになりました。
と言っても、短期のバイトなのだけれど。就活もはじめた。

実に二ヶ月の無職期間だったけれど、本当に何もしなかった。
特に実家に帰ってからは、ご飯を食べて、犬の散歩に行って、風呂に入って寝るだけのマシーンのようになっていた。生活行動マシーン。

そうしている内に、何故だか自分の言葉が出なくなっていた。
何かを書こうと思っても、全く書きたいことがないし、思い浮かばない。
無理に書いてみても、何だか他人の書いた言葉のようでむず痒い。
しばらくブログもtwitterも日記も、友人へのメールすら書けなくなった。
会話は普通にできる。言葉だけが、まるで私の脳みそから剥がれ落ちてしまったように、ぽっかりと消えてしまったのだ。

しかし数日前に、そんな言葉たちがひょっこりと戻ってきた。
自分でもよくわからないが、こうして普通に文章が書けるようになった。

彼らは旅行にでも出掛けていたのだろうか。
もしかしたら私の行きたかったタイかもしれない。

















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